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2009.07.09(Thu):素敵SSv
やったwww この前貰ったRosalisa様のお話のコメに妄想をちょろって書いたら、それをRosalisa様が形にしてくれましたww

ということで

『Rosa Iolite』 の Rosalisa様 から

【Summer Valentine】 【Summer Valentine】 と続いて頂いて来ました。


その後の蓮とキョーコそして・・・・ 

お話読んでのお楽しみv


では、続きよりお楽しみくださいませv

【More...】

【sweet repellant】




「...送ってくださってありがとうございました。」
「...また後で連絡するよ...」
「...はい.../////。」

TV局近くの路上に車を停車させ、別れを惜しむ蓮とキョーコ。
熱く甘い香りに包まれながらの一夜を過ごし、気だるいけれど幸せな疲れは身体に残っても互いにそれを表面的には微塵にも感じさせないように仕事へ向かわなくてはならなかった。
誰に見られているかわからないこの場所では指を絡めて手をつなげて見つめ合うくらいしかできなくて、蓮はキョーコが助手席のドアを開ける寸前力を込めて彼女の手を握った。
先程マンションの部屋の玄関を出るまで散々深く口づけを交わし合ったのに、もう触れたくなってしまう。一体次はいつ2人で過ごせるんだろう、と思いながら車の外に出たキョーコの後ろ姿を暫く見送った後、蓮は再び車を発進させた。

「...あ、すみません――!」
TV局の建物に入って暫くすると角の向こうから来た誰かとぶつかりそうになるキョーコ。

「いや...なんだ、キョーコじゃねぇか。」
「...っ!アンタだったの。」

少し俯いて歩いていたから最初はそれが誰だか分らなかったキョーコだったが、聞き覚えがありすぎる声に、つい表情が険しくなってしまう。

(全くもう...折角素敵な気分で一日の始まりを迎えたのに...よりにもよってショータローに会うなんて...!)

「...じゃあね。」
今はあまり関わり合いたくないし、仕事の時間が迫っていたキョーコはそのままその場を立ち去ろうとしたが――
「...おい、待てよ!」
腕をがしっと掴まれた。

「何なのよっ?放して!」
「...お前、なんか香水みたいの付けてんのか...?やたらと甘ったるい匂いがするぜ?」

甘い匂い――その言葉にキョーコの頭の中に昨晩の出来事がフラッシュバックする。
途端かあぁっと顔を赤らめながらもキョーコは、

「そんなの、アンタに関係ないでしょっ!」
キョーコの表情の不意の変化にドキリとした尚の隙をつき、掴まれた腕を振り払ってキョーコは足早にその場を後にした。

急に見せたキョーコの「女」の表情にまだドキドキがおさまらない尚を残して。

「アイツ...いきなりあんな表情(カオ)しやがって...!」
(それにしてもアイツも香水とかつけるようになったんだな...。)

以前は化粧っ気ひとつなかった彼女がそうして変わっていく事は、なぜかそのまま自分との距離が拡がっていく事にも思えて、尚は苛立ちを隠せなかった。



そして移動した先での雑誌のインタビューの仕事でインタビュアーの女性がつけているらしい香水が先程のキョーコの香りとよく似ていたので、さり気なく尚がたずねると――

「...あぁ、これですか?睡蓮の花の香りなんです。まだ発売前の試作品らしいんですけど、気に入ってしまって無理言ってサンプルを頂いたんですよ。もう夏だしこういう香りもいいかなと思って。不破さんはこういう香りお好きなんですか?」
やたらと嬉しそうに答えたインタビュアーの彼女の言葉は途中からもう尚の耳には届いていなかった。

(睡蓮、だとおおぉ~?!まさかよりにもよって敦賀蓮(アイツ)の名前の字を含む香りをキョーコが身につけてるなんて...!!)つい表情が険しくなってしまったのか、

「し、尚...っ!」
すぐ隣の祥子に声をかけられハッと我に返る尚。
すぐに表情は元に戻すが、頭の中からキョーコが蓮の腕の中でさっきのあの艶やかな表情を浮かべるという妄想が離れることはなかった。





そしてその日の夕方。
音楽番組の収録で朝とは違うTV局へやってきた尚。
その廊下で、今一番会いたくない人物に出会う。反対側から歩いてくるのは――

「...オハヨウゴザイマス、敦賀サン」
「...やぁ、不破、君...おはよう。」

近くに他にも人がいるであろう場所で、一応芸能界の先輩でもある蓮に挨拶をしないわけにもいかず尚は嫌々ながらも挨拶の言葉を口にした。
それに対し蓮はいつものように表面的には紳士的な微笑みを浮かべつつ歩いてくる。
特に話す事もない2人はそのまま無言ですれ違う。だが――

(―――!!この香り、今朝のキョーコと同じ...?まさか――!)

すれ違いざまに仄かに香る甘い香りはまだ記憶に新しいものだった。
そして同時に思い出されるのは昼間のインタビューの時の事。

(あん時は気がつかなかったが、確かこの香りはまだ試作段階だ、とか言ってなかったか...?!じゃあなんでキョーコとアイツが同じ香りを...?!)

「――おいっ!」
思わず蓮を呼び止めた。もう敬語なんて使っていられるほどの余裕は尚にはなかった。

「ん?何かな?」
顔だけを背後にいる尚に向け答える蓮。

「...随分と甘い香りを漂わせてるみたいだが...アンタには似合わないんじゃないのか?そういうの。」暗にオマエとキョーコはつりあわない、と言いたかったのだ。

だが、そんな尚の言葉に蓮はくすりと微笑みをこぼすと、
「俺はそうは思わないけど?それにね...これは移り香なんだ。ようやく手に入れることができたばかりの花の、ね...昨日も...一晩中丹念に愛でていたから俺にもその香りがうつったのかもしれないな。」

事情を知らない者が聞けばそれは単に香りのよい花の手入れをしているようにも聞こえるが、尚にとっては当然ながらそれは明らかに別の意味にとれた。
彼にとっては蓮が花(キョーコ)を手に入れたのだ、と宣言されているのと同じであったからだ。

(テメェ...よくも俺のモンに手ェ出しやがって...!)
尚の眉間には皺が刻まれ、表情も一層険しいものとなっていく。

「あまりにも甘い香りを放つものだから、害虫駆除に大変でね。...でも手をかければかけるほど愛情を注げば注ぐほど美しく咲いてくれるものだから...もう絶対に手放せないし、誰にも渡せない。...出来る事ならずっとこの腕の中に閉じ込めておきたいと思うくらいだよ。」

茫然として言葉一つ返せないままの尚を見て勝ち誇ったような表情を浮かべ、蓮は再び前を向いて歩き始めた。
その場に残された尚は悔しさのあまり掌をギュッときつく握りしめ、ワナワナとふるえることしかできなかった。



(...もしかして、じゃないな。絶対アイツは今日彼女に会ったんだ。じゃなきゃあんな事言う筈もないだろうし。)
これから撮影の行われるスタジオに向かいつつ、キョーコが自分の知らないところで尚に出会ったであろうことについ嫉妬をしてしまう蓮。例えそれが不可抗力のものであったとしても、だ。
尚は自分の事をあらゆる面で嫌っているのだからあの場であんな事を言い出す理由はそれしか思い当たらなかった。

「...本当にしつこい虫だよな...。もっと徹底的に駆除が必要か?」
「...蓮?どうしたんだ?」
つい呟いてしまった声につい先程(尚とのやり取りの後)合流してすぐ後ろにいた社に反応されてしまった蓮は、

「いえ、別に。...それよりも次に俺と彼女のスケジュールが合う時っていつになりますか?」
「お前、昨日会ったばっかりだろうに...!まぁそれも仕方ないか。えぇっと...」
呆れながらも、手帳を取り出してスケジュールを調べてくれる敏腕マネージャーの答えを待ちながらも、蓮は頭の中で既に次の逢瀬に想いを馳せていた。

(まぁ、とりあえず一番しつこそうな虫はこれで駆除できたかな...?でもまだ油断はできないからとりあえずあの香りのコロンでも調合してもらってプレゼントしようか...。また虫が彼女の周りをうろつかないように。)
あのキャンドルは2人でいる時しか使わないから――暫く会えない日が続いたとしても常に彼女を害虫から守ってくれるように。そしていつも彼女がその香りで自分の事を片時も忘れることのないように―――と。


―――end


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私の妄想を形にしてくれてありがとwwwwww
ロザさん大好きvv
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