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2009.08.05(Wed):素敵SSv
『妖精の隠れ家』にて行われていた【蜂蜜祭り】が終了しました。

というわけでそこにUPされていたものを自サイトにてUPする事が出来る事になりましの~~!!


そこで、私とコンビを組んでSSを担当していただいた

『こまどタイム』 の コマド様 のSSをUPさせて戴きます!!



私の挿絵はコマド様のところにてUPさせて貰いましたw

みてみたいな~とおしゃってくださる方は『こまどタイム』に足をお運びくださいなvv


では、続きにてあま~いハチミツをお楽しみくださいませvv

【More...】



「・・・・・っ」
「?どうしたんですか?敦賀さん」
「いや、なんでもないよ」
「・・・・・・・・明らかな嘘はやめてください」




はちみチュ




ドラマ撮影の昼休憩中。
敦賀蓮・最上キョーコ・社倖一の3人は仲良く昼食をとっていた。
蓮とキョーコは恋人同士だが、世間にはまだ秘密。
2人きりで食事をさせるわけにはいかず、社も2人のカモフラージュとして食事に付き合っていた。食事を始めて20分。
キョーコは食事をほとんど食べていたし、社はすでに食べ終えていた。
だが、蓮の食事はほとんど手つかずの状態。
もともと食の細い蓮だが、今日はいつにも増して箸を進めるペースが遅かった。
キョーコはそれを訝しげに眺めるが、特に何も言わずに自分の箸を進めていた。

「・・・・っ」
時々聞こえる小さな小さな悲鳴。
悲鳴の主は顔をゆがめている。。
「?どうしたんですか?敦賀さん」
キョーコに声をかけられ、はっとした様子の蓮だったが、次の瞬間さっきまでの表情は消し去り、にっこりと微笑んだ。
「いや、なんでもないよ」
キュラキュラスマイル(別名:似非紳士スマイル)を放出し、そこから発射されたキラキラした棘がキョーコの体に突きささる。
いつもなら似非紳士から逃げ出すキョーコだか、今回はぐっとこらえた。
これは怒りの波動ではないことをキョーコは感じ取っていた。
「・・・・・・明らかな嘘はやめてください」
「嘘なんて俺はつかないよ」
「今、まさについていますから」
「ついてない」
「つ~る~が~さ~ん~?」
「・・・・・・・・・・社さん・・・。なぜ笑ってるんですか」
子供のような2人のやりとりを見て、社は肩を震わせ声を殺して笑っていた。
「い・・・っ・・・いや、2人ともかわいいな~と思って」
ぷくくっとまだ笑いが止まらないのか、口と腹部を押さえて笑い続けている。

「で?敦賀さん。いったいどうしたんですか?」
「なんでもないって言っているだろう?」
「・・・・・・・そうですか。じゃあ何も言いません。早くご飯食べましょう。お昼休憩なくなります」
明らかにむすっとしてキョーコは言うが、蓮はそれとは反対にほっとした様子で弁当のご飯を掬う。
何も言わないとキョーコは言ったが、蓮の食事の様子はしっかりと観察していた。
(本当にどうしたのかしら、敦賀さん。嫌いなものが入ってるの?それでもいつもはこんなことないのに・・・)
今まで蓮に嫌いなものがあるなんてこと聞いたことはない。
それに、キョーコと一緒のときは食事はきちんと摂っていた。
「・・・・・っ」
そして・・・一番不振なのは、食事を口に入れてからのこの小さな悲鳴。
キョーコは、もしや・・・とひとつ思いつく。
「・・・敦賀さん・・・。あなたもしかして・・・」
「え・・・?」
「虫歯・・・じゃないんですか?」
「え?蓮、そうなの?」
「!・・・違いますよ」
「今、当たってびっくり!!って顔しましたよ!!」
「うん!俺も見た!!だめだぞ蓮!!早めに治療に行かないと!!」
「そうですよ!敦賀さん!!虫歯は他の人に感染するらしいですから、キスシーンでからむ女優さんに迷惑になっちゃいますよ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・えと・・・キョーコちゃん・・・それは・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「?」
キョーコの発言に一気に固まる男性二人。
一番感染する可能性は、他の誰でもない恋人のキョーコのはず。
それなのにキスシーンでからむ女優の心配をされてしまうとは、それほど彼女にとって自分とのキスは重要ではないのかと落ち込んでしまう、芸能界一抱かれたい男・敦賀蓮。

「あのね・・・キョーコ・・・」
3人をとりまくおかしな空気を打ち破ったのは、意外にも当事者である蓮だった。
「虫歯では・・・ないんだよ」
「え?じゃあどうしたんですか?」
「・・・・・・・・口内炎ができたんだ・・・」
「へ?」
「口内炎が痛くて食事が進まないんだ・・・」
「・・・・・・・・敦賀さん・・・あなた最近きちんとご飯たべてました?睡眠はとっていますか?」
「・・・・・・・・・・」
「まあ、今はドラマ撮影の最中ですので、しっかりした時間が取れないことはわかりますが・・・」
「・・・・・・・・・」
「ただでさえ敦賀さん、食が細いのに・・・」
「じゃあ、今夜は君がご飯作ってくれる?栄養があって刺激の少ないもの。今日は一緒に上がりだったよね?」
「わかりました!腕によりをかけて作らせていただきますね!」
「うん。よろしくね」
ここのところ2人とも忙しくてなかなか2人きりで会えなかったのを知っている社は、よかったなあ蓮・・・と嬉しそうに眺めていた。



「ごちそうさまでした」
「はい。お粗末さまでした」
仕事帰りにスーパーで買い出しをして、蓮のマンションへ帰ってきた。
刺激の少ない優しいものに・・・と思って、キョーコは野菜を小さく刻み優しく味付けをしたおじやを蓮のために作った。
食べるときは多少痛がっていた蓮だが、ぬるめになるまで冷ましたそれはとてもおいしくて、蓮は我慢してでも全てを食べてしまった。
「ありがとう。すごくおいしかったよ」
「よかったです。口内炎にはビタミンを取らなくちゃ。あとは口の中を清潔にして睡眠をとることが大切なんですよ」
「そ・・・そう・・・」
「あとは、私とてもいいもの買ってきたんです!」
「いいもの?」
ごそごそとバックの中を探ったキョーコは、にんまりと笑ってある物を取り出した。
「じゃあーん!これです!!」
「え・・・?はちみつ・・・?」
「はい!これを口内炎に塗るんです!」
「・・・・・それで治るの?」
「治るのかどうかはわからないんですけど、口内炎に蜂蜜を塗るといいって聞いたことがあります。せっかくなので試してみませんか?」
目をキラキラさせてそんなことを言うキョーコ。
「でも、キョーコ・・・俺、甘いのはそんなに得意ではないんだけど・・・」
蜂蜜=甘いもの=苦手。
「あ・・・」
蓮が甘いものを食さないことをキョーコは知っていたはずなのに、それを忘れてしまっていた自分にキョーコは悲しくなり、取り出した蜂蜜入りの瓶を、すごすごとバックの中に戻した。
「すみません。出すぎた真似を・・・」
「い・・・いや・・・キョーコ・・・。ごめん。えっと・・・」
「いいんです。じゃあ、敦賀さん。私今からチンして食べれるようにいくつか料理を作ってきますので・・・敦賀さんは歯磨きをしてゆっくり休んでいてくださいね・・・」
キッチンへと去っていくキョーコを、蓮は慌てて呼び止める。
「待って。キョーコ」
「?なんですか?」
「蜂蜜・・・つけてみようかなって思って」
「え?でも甘いですよ。無理しなくてもいいんです。ゆっくり休んでもらえたらいいんですから」
「いいから。キョーコ。蜂蜜持ってこっちへ来て?」
蓮はおいでおいでをして蜂蜜を持ったキョーコを自分の腕の中に入れた。
「ねえ。キョーコがその蜂蜜、俺に塗ってくれる?」
「はい!?」
「ね?お願い」
「・・・・・・・な・・・綿棒・・・とかありますか・・・?」
「そんなものいらないよ。君の指がいい」
「んな!き、汚いですよ!!」
「汚くないよ。君のなら」
「・・・・・・っ」
にっこりと笑顔でものすごいことを言われたキョーコは、それだけで茹蛸のように真っ赤になった。
「じゃ・・・じゃあ・・・塗らなくてもいいです・・・」
「だめ。塗ってくれなきゃ離さないよ」
「!!」
腰をぐっと抱かれ、逃げ場がなくなったキョーコ。
恥ずかしくてたまらないが、きっと本当にやるまで解放してもらえないことをキョーコは今までで学習していた。
「わ・・・っわかりましたからっ・・・く・・・口を・・・開けてください・・・」
「うん。よろしくね」
蓮の口の中を覗き込むと、右頬に大きな口内炎があった。しかし、芸能界一と言われる人気俳優の口の中をこうして覗くなんて歯医者以外にはできない貴重な体験のような気もする。
「塗りますよ~」
人差し指で蜂蜜を掬ったキョーコは、蓮の口内炎に軽く塗る。
そして指を口から出そうとした瞬間、蓮が口を閉ざしてキョーコの指をなめた。
「ひゃ・・・っ」
慌てて指を引き抜こうとすると、蓮に腕を掴まれて阻止される。
「ちょ・・・敦賀さん・・・っやめ・・・っ」
「君の指に蜂蜜がついているからね。もったいないだろう?」
口の中で蓮の柔らかい舌に指を舐められ、ぞくぞくとした感覚がキョーコの背中を走った。
「あ・・・ん・・・甘いもの好きじゃないって・・・ん・・・・言ったじゃないですかあ・・・」
「君は特別」
指を舐められ、艶が出てきたキョーコの表情。蓮はとっくに舐めきった指から舌を離し、そのまま腕を舐め上げていく。
「んん・・・っ敦賀さ・・・っ」
キョーコが可愛すぎて、口内炎の痛さなんて忘れてしまう。
艶のある吐息を紡ぐ薄く開いた唇にそのまま自分のそれを重ねて、蜂蜜よりも甘い彼女を堪能しようとする。
「んぐ・・・!」
だが、蓮の唇に当てられたのはキョーコの可愛いそれではなく・・・冷たい蜂蜜の瓶。

「キョ・・・キョーコ・・・?」
「だめです!!」
「え・・・どうして・・・」
「口内炎のある敦賀さんとはキスしたくありません!」
「な・・・・・・・」
「私をだましたバツです!!敦賀さんはきちんと毎日蜂蜜を自分で塗って口内炎治してください!!治ってからでないとキスはしませんから!!」
「え・・・キョーコ・・・」
「だめったらだめなんです!!」
ぐぐっと蓮の腕を押しのけて、そこから這い出たキョーコは、蓮の食事の作り置きを作るため、怒りながら再度キッチンへ戻って行った。
口内炎の原因の一つにはストレスもある。そのストレス発散の一番の方法はキョーコとくっついていることだったのに。
強情なところのあるキョーコ。
きっと治るまで本当にキスはしてくれないだろう。

その後蓮は治るまで蜂蜜を持ち歩き、社の失笑を買っていたいましたとさ。


おちまい☆
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