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2009.03.20(Fri):素敵SSv
二日連続素敵な頂き物SSのUPですv    ←・・・・はっ!今日一日での連続UPでした!!

やばいです。最近の自分のブログを振り返ると【頂き物】の多いこと・・・・
でも、仕方ないの。だって素敵なフリーがたくさんあるんだものv (可愛く言ってみるw)

自分もイラスト作成していますよw 地道に。 でも、遅いんですよ。どうしようもなく・・・
でも、近々UPします。 (待ってる方いるかしら。。)


そして本日の戴いたフリー小説は
『真夜中の魔法使い』 の 山口マヨネーズ 様 宅から初々しいカップルがやってまいりましたv

もう、可愛いですv 敦賀氏が!!  思わず「蓮サマ、頑張れ!」と応援してしまいたくなりましたw

続きにてお楽しみ下さいw


【More...】

『シュガーナイト』



AM0:21。

マンションの駐車場。

ふぅ………。

仕事を終え部屋へのエレベーターを待つ間、携帯を開いた俺は、一件のある着信に気がついた。
着信時間を見ると、今からちょうど1時間前。

「最上さん?」

そう。
着信の主は最上キョーコ。
積年の片思いを実らせ、ついに手に入れる事の出来た俺の大事な女の子。

着信履歴の名前を見た瞬間、俺の心臓は煩い程にはねた。
何故かって?

俺に遠慮してか、付き合い出してから恋人である最上さんからはあまり電話をかけてくる事がなかったからだ。
今夜は珍しい事態と言える。

何だろう?

はやる気持ちを抑えながら彼女に電話をかける。
何コール目かの後に最上さんが電話を取った。

「もしもし…最上さん?」
「あ、敦賀さん……お忙しい中、申し訳ありません………」
「何?どうしたの?」

電話越しの最上さんの声は、どこか元気がなく弱々しい。
…………俺の気のせい、か?

「………っくしゅっ…」
「最上さん?」
「…………あ………その………」

くしゃみが聞こえ、風邪気味なのか?と思いながら名前を呼ぶと、彼女からは歯切れの悪い言葉が返ってきた。

「どうしたの?何かあるからこの時間に電話をかけて来たんじゃないのか?」
「…………っ…す、すみません!!!やっぱりいいです!夜分に申し訳ありませんでした!!」
「ちょっと……最上さん!」
「は、い」

訳のわからないまま、電話を一方的に終わらせようとする彼女に慌てて、反射的に強めに名前を読んでしまった。

「何かあったんじゃないのか?」
「……………鍵を………」
「え?」
「アパートの…鍵をなくしてしまいました…………」
「……………は?」

アパートの鍵をなくした?

最上さんは今年の春から都内にアパートを借り、一人暮らしを始めたばかりだ。
その鍵をなくしたという事は……

「今どこ?部屋に入れないだろう?」
「………はい………。アパートの部屋の玄関前にいます……」
「分かった。今から迎えに行くから」
「…………………」
「最上さん?」
「でも…………」
「とりあえず今日は俺のマンションに泊まって明日管理会社に電話しよう?」
「!!!!!やっぱり……いいです!!!」
「……………は?」

訳の分からない事を言い始めた最上さん相手に声が低くなるのも仕方ないだろう。

………この娘は……。
いいって何がいいんだ全く。

「君は野宿でもするつもりか?夜はまだ冷えるよ」
「………………」
「こうして話してる間にも風邪をひくかも知れない。明日も仕事があるんだろう?体調管理は役者の義務だよね」
「うぅ……………はい」
「今からアパート前まで行くから。着いたら携帯に電話する。それまでは部屋の前にいる事。いいね?」
「…………はい」

埒があかない会話を半ば強引に終わらせ、携帯を切った。

…………あの娘を今から迎えに行ってここに泊める。

付き合い出してまだ一ヶ月程だから、恋人として最上さんをマンションに泊めるのは今回が初めてだ。

……やましい気持ちがない訳じゃない。
しかし彼女が望んでいないのに手を出すような一人よがりな事をするつもりもない。

「そうだ。今日最上さんを泊める事に他意はない……」

声に出して自身に確認する辺り、俺もかなり動揺してるんじゃないか?

車を走らせ、何度か彼女を送った事のあるアパート前に到着した。
携帯を取り出し最上さんに下に下りてくるよう電話をかける。

暫くして、最上さんが路肩に止めていた車に走り寄って来た。
身を乗り出し助手席側のドアを開け、彼女を車内に招き入れる。

「こんばんは」
「こ、こんばんは!!!!夜分にご迷惑おかけしてすみません!!!」

ペコペコと謝罪する最上さんが可愛い。

俺は、最上さんとこうして会えてこれから一緒に過ごせる事が嬉しいんだけど……この娘にはそんな俺の気持ちは伝わらないかな?

隣に彼女を乗せて走る夜のドライブすら楽しくて、自然と口角が上がる。

「……………」
「…………?最上さん?」

ふと隣を見ると何か思いつめたような表情で俯く最上さん。

「…………あの……やっぱり敦賀さんのマンションにお邪魔するのはご迷惑です、し、ビジネスホテルか何かに寄って貰えたら私、今日そこで一晩凌ぎますので!!」
「……………………」

何を言い出すんだ、この娘は………。
必死に言い募る最上さんを一瞥すると、返事も返さずに運転を続けた。

「敦賀さん………あの、ビジネス…」
「却下」
「えぇぇぇえ!!!」
「俺が迷惑だと思わないんだから問題ないだろ?」
「ですが………っ」

なおも食い下がる最上さんに大人げなくもふて腐れてしまいそうだ。

………そんなに俺と二人になるのは嫌?

俺が最上さんを襲うと警戒してる?

……彼女に関しては絶対に手を出さないとは言いきれないし………自分の理性にかなり不安もあるが、だからと言ってこのまま見逃してやる気もない。

「………どうしても俺と過ごすのが苦痛なら……ビジネスホテルも考えるけど。そんなに嫌?」

このまま強引に話を進めても彼女の警戒を強めてしまうだけ。
ならばと、自分でもあざといと思いつつ、少し困った笑顔で彼女を見つめた。

「~~~苦痛、とかじゃないんですっ。敦賀さんといるの嫌じゃないです……そんな風に誤解させてしまってすみません!ただ夜遅いですし、急にこんなお願いをしてしまい」
「気にしないで最上さん。俺は大歓迎だから」
「……ありがとうございます。今日お邪魔させて頂いてよろしいですか??」
「勿論」

ごめんね、こんな男で。

純粋で優しい最上さんを騙すような事をしてしまい罪悪感がない訳ではないが、これで今夜彼女と過ごせるなら背に腹は変えられない。
自分でもかなり最悪な男だと思うけど、俺をこうさせる最上さんの可愛さも問題だ。

「敦賀さん……よろず屋に寄って頂いていいですか?」
「?いいよ。君が前に花瓶買った店だよね?」
「はい。そうです。あそこ24時間営業なので今からも買い物出来ますから」
「?何か買いたい物あるの?」
「……!!!!!」

…………?
何で赤面してるんだ?

「最上さん?」
「あ、あの……」
「うん?」
「パジャマとか……下、着が欲しくて………」

あぁ…………成る程ね。
悪い事聞いたかな。

下着なんて俺は別になくても構わないけどね。

なんてこんな男の本音を言えば目の前の天然記念物的乙女は間違いなく逃げ出すだろう。
破廉恥呼ばわりされて避けられるのは絶対に御免こうむる。

「変な事聞いてごめんね?」
「いえ!!!」

そんな風にもじもじと恥じらう姿すら可愛くて、こんな可愛い彼女と二人マンションにいて俺の理性は果たして持つのか………。
誰か教えてくれ。

そうこうしている内によろず屋での買い物も終え(一人で買いたいと必死な最上さんに負け、不本意ながら俺は車で待機していた訳だが)、マンションの駐車場に着いた。

二人車から降りて、エレベーターに向かう。

どこかそわそわしている彼女を横目に、こんな風に二人同じ家に帰るっていいな、と俺は思った。

部屋のあるフロアーに下り、カードキーで鍵を開ける。

「どうぞ?」
「お邪魔します!」

リビングまで案内し、何か飲む物を入れようとキッチンへ向かう。

コーヒーしかないけどいいかな?と思いつつ湯を沸かしていると、最上さんもキッチンへやってきた。

「ゆっくりしててよかったのに?」
「いえ……一人じゃつまらないので敦賀さんを追っかけて来ちゃいました」

そう言いながら自分で恥ずかしくなったのか、最上さんが顔を赤らめ眉を下げてふにゃりと笑いかけてきた。

……………………。

可愛い…。

彼女のこうした無防備な仕草の一つ一つがピンポイントで俺のツボをついてくる。

まぁ社さんいわく、俺のツボは最上さん限定らしいし、自分でもそう思うから反論はないが。

「コーヒー入ったしリビングに移動しようか?」
「はい!」

最上さんと再びリビングに移動すると、どちらからともなくたわいもない会話が始まった。

「今日は大変だったね?」
「はい………まさか鍵をなくすとは思わず。モー子さんに連絡したら地方ロケらしくて都内にいなくて。敦賀さんにまでご迷惑をおかけして……」
「俺はこうして君と会う時間が出来て嬉しいけど?最上さんは?」
「……!私も嬉しいです」

彼女も俺と過ごす時間を楽しんでくれている事に安堵した。
彼女がいるだけで、いつもの味気ない空間が暖かく感じる。

だから、まず初めに俺じゃなく琴南さんを頼ろうとした事に嫉妬したのは秘密にしておく。

………最上さんに関する事では、心が狭い自覚がある。

俺が君を1番に思うように、君も俺を常に1番に思って欲しいんだよ、最上さん。

「でも………鍵どこで落としたんでしょう…」
「そうだね?最上さん、普段しっかりしてるから珍しいよね」
「ありがとうございます…でも私時々こうしてポカをやらかしてしまうので……」
「そこも可愛いけど?」
「敦賀さん!!」

ほんと、君何でそんなに可愛いんだ?

「だけど、鍵が見つかってもそれはもう使わない方がいいと思うよ」
「え?」
「拾った人間が合鍵を作ってたら怖いだろ?明日不動産に連絡して、鍵を付け替えて貰うといいよ」
「そうですね!ご指摘ありがとうございます!!」
「どういたしまして?」

大事な彼女の身を案じるのは、彼氏として当然だからね。
本当はこのままここに住んで欲しい位だが、古風な彼女にそれは酷だろう。

…………あの男…彼女の幼なじみ……は一時的に同…居したらしいが。

「敦賀さん?」

俺の機嫌が下降した事を敏感に感じとった最上さんが不安そうに声をかけてきた。

俺も青いな……。
ここで彼女を不安にさせるのは俺の本意ではない。

「何でもないよ?」

そう言って笑いかけると、最上さんはほっと安心したようだ。

そうだ。
この笑顔は俺のもので。
未だ片手で数える程しかキスを交わしてはいないけど。
彼女の初めてはこれから全部俺が貰う予定なんだから、と思うと少し余裕が出て来た。

こんな事を俺が考えているなんて知ったら、彼女はどんな反応を見せるだろう?

そう思うと笑いが込み上げて来た。

「敦賀さん、楽しそうですね?」
「うん。凄くね」

全開の笑顔で答える俺を見て、最上さんが顔を引き攣らせている。

俺の気持ちが伝わったのか?
それならそれで以心伝心みたいでいいじゃないか、なんて思う辺り俺はかなり参っているんだと思う。

そうこうしていると、帰宅してすぐにセットしていた風呂が沸いたようだ。

「そろそろ寝る準備しないとね。最上さん、先にお風呂使っていいよ?」
「そんな!!泊めて頂く身分でそんな事は出来ませんから!!」
「遠慮しなくていいから。ね?」
「でも………」
「じゃあ二人一緒に入ろうか?」
「!!!!!ひ、一人で入ります」

そう言って逃げるようにバスルームに向かう彼女に笑いが込み上げてきた。

最上さんといつかは二人で入りたいな、と思いつつ。
過去付き合って来た彼女達に、一緒に入浴しようとねだられた時は内心理解出来なかったが、最上さんとならお風呂も一緒がいいと切望してしまう。

「これが本命の凄さかな?」

誰が聞く訳でもない独り言。
だけど、この世界にいる無数の人間の中で最上さんという本命に巡り会えた事が無性に嬉しい。

ガチャッ

「お先に失礼しました。気持ちよかったです」

俺が考え事をしている間に、入浴を終えた最上さんがリビングに戻って来た。
先程よろず屋で購入したらしいパジャマ姿。
黄色とオレンジの柔らかい色合いのチェック柄が最上さんによく似合っている。

限られた人間しか見る事の出来ないプライベートなその姿に、俺は優越感と眩暈を同時に感じた。

「さっき買ったやつだよね?」
「はい」

風呂上がり、蒸気した頬や肌から彼女の色香が伝わってくる。

………………正直ヤバイ。

「じゃあ…俺も入ってくるから」
「ごゆっくりどうぞ」

急いでバスルームに飛び込むと、シャワーを頭から被った。
濡れた髪をかきあげて、バスルームのミラーに映る自分を睨む。

欲に濡れた瞳。

きゅっ、と目を閉じて、大きく深呼吸を繰り返した。

……………落ち着け。

高ぶる熱を感じながら、冷静になろうと心掛ける。

ここで欲に負けてしまえば、間違いなく最上さんを傷つけてしまう。
彼女が欲しい……。
絶対に手に入れて自分のものにする。

でも、それは今じゃないと言い聞かせて何とか気持ちを抑えた。

あちらこちらに彼女の使った形跡が残るバスルームに煽られながら、淡々と入浴を済ませる。
湯舟に浸かり顔を洗いながら、このお湯を彼女も使ったんだと思うと無性に興奮した。

……………ヤバイ。又煽られてどうする。

そんな事を散々繰り返しながら、表面上は冷静さを保ち彼女の待つリビングへ向かう。
律儀な最上さんは気を使って、俺より先には寝られないだろうから、早くあの娘を休ませなくては。

「お待たせ」
「…………!!!」

リビングに入った俺の姿を見るなり最上さんが固まっている。

……何だ?

「そろそろ寝る?」
「!!!!!そ、うですね!!」

俺の提案にも、あからさまに挙動不審な様子。

彼女が不思議な行動に出るのは今に始まった事じゃないし、と互いに歯磨きを済ませ、寝る準備に取りかかった。

「じゃあ寝室行く?」

俺がリビングのドアを開けてそう言うと、最上さんはぎょっとした目で俺を見つめていた。

「私………この、ソファーお借りします……」

そう言うとリビングに置いてあるソファーを指さした。

「寝心地良さそうなので、今夜はこちらお借りします!」

確かにそれは寝る事も考えられて作られたタイプの物だから、何の問題もない。
問題はないが…

「却下」
「??!!」
「ほら、行くよ」

最上さんの手を取り歩き始めた俺に、彼女は必死に訴えかけてくる。

「私……ソファーでいいですから!!!!」
「駄目」
「お願いします!!このソファーで寝てみたいんです!!!」
「最上さん」

ジロリと最上さんを睨むと、彼女は怯んで一歩後退した。
………一応君の彼氏なんだから、そんなに怖がらなくても…………。

「俺がこのまま君を襲うんじゃないかって警戒してるんだろ?」
「!!!!!」

俺が言った言葉に最上さんが赤面して口をパクパクし始めた。

…………図星か。

「いくら最上さんが好きでも、君の気持ちを無視して性急に進めたりしないから。今夜は安心して寝ていいよ」
「…………はい」

俺の言葉に幾分安心したのか、少し肩の力が抜けたように感じる。

「本当はしたいけどね。俺はいつでも臨戦体勢だから」
「!!私は……まだ無理です!!!気持ちがまだついていけないので!」
「最上さんにその気がないなら、俺がその気にさせてあげようか?」
「やっぱり私ここで寝ます!!!!!!敦賀さんお一人で寝室行かれて下さい!明日の朝、又お会いしましょう!!」
「冗談だから。今夜は最上さんも俺と一緒にベッドで寝るんだよ」

往生際悪く抵抗する最上さんを引きずってベッドルームへ。

先に俺が潜り込み、
「おいで?」
と最上さんを招き入れた。

戸惑う初々しさが欲を刺激して非常にまずいのだが。

「…………」
「………最上さん、後10秒しても来ないなら本気で襲うよ。10、9、8、7、6……」
「!!!!敦賀さん!!!待って下さい!!」

そう言うと慌てて彼女がベッドに潜り込んで来る。

俺は近くの照明の明かりを落として彼女に確認した。

「この位暗くても平気?」
「はい。敦賀さんはいつもこの位の明るさで寝てるんですか?」
「いや、俺は普段は全部消して暗闇で寝る事が多いかな」
「そうなんですか」
「最上さんは?」
「私はこの位の淡い光で寝るのが落ち着きます」

ふふっ、と最上さんが笑った。

「何だか敦賀さんの事、たくさん知れて嬉しいです。こんな事、普段話しませんもんね!」
「うん。俺も最上さんの可愛いパジャマ姿見れて嬉しいよ」
「!!からかわないで下さい!」

からかってないんだが。

横になって腕枕をすべく腕を投げ出す。
「頭乗せて」
「でも……」
「分かった。10、9、8、7………」
「失礼します!!!」

そう言って彼女が頭を乗せてくるが。

「最上さん。全部体重かけて大丈夫だから」
「はい………」

怖ず怖ずと腕に頭を乗せる最上さんと至近距離で向かい合う体勢になった。

「重くないですか?」
「全然」
「ふふっ。こんな寝心地いいベッド初めてです。敦賀さん、毎日こんなベッドに寝てるんですね」
「そんなに寝心地いい?」
「はい。私の部屋のベッドとはやっぱり違いますよ」
「へぇ。じゃあ次は俺が最上さんのベッドに寝に行こうかな」
「えぇ!!!!」
「駄目?」
「~~駄目じゃないです……部屋、片付けておきますね」
「うん」

恥じらう最上さんを見ていると、自然と笑顔になる。

「敦賀さん……私、寝相はいい方だと思うんですが、万が一蹴ってしまったらすみません」
「いいよ。俺も寝相はいいけど、近くにあるものを抱きしめる癖があるみたいだから最上さんも気をつけてね」
「!!!!!」

目を見開いてキョロキョロし始めた最上さんを俺はじっと見ていた。

誰にも邪魔されない二人きりの空間は俺にとって天国であり地獄。

「でも、こうして二人で寝るとすぐに布団も暖まりますねぇ」
「……………うん」

純粋ゆえの感想だろうけど、俺を揺さぶるには絶大な威力を発揮している事に君は気付いてる?

何ならもっと二人で暖まる方法があるよ、と言ってしまいそうな自分が怖い。

「敦賀さん」

こつん、と俺の胸元に頭を寄せながら彼女が俺を呼んだ。

「こうしてると安心します。敦賀さんを好きになってよかったです…」

囁くように言う彼女が、どうしようもなく愛しくて。
彼女の頬に手を寄せると、そのまま優しく唇を塞いだ。

唇から伝わる最上さんの温度。

まだ慣れない彼女のペースに合わせたキスは、経験だけは豊富な俺には少し足りなくて。
もっと、もっとと先走りそうになる気持ちにブレーキをかけて唇を放した。

今はまだこの位。
キスもセックスも、彼女の気持ちを置き去りにしたままでは意味がないから。

でもいつかはこの娘の全部を俺のものに。

そう思いながら、じわじわと押し寄せる心地よい眠気に身をまかせていく。

「おやすみなさい、敦賀さん」
「おやすみ、最上さん」

きっと今夜見る夢は、甘い君で溢れるんだろう。



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素敵なSSをフリーにしてくれていたマヨネーズ様に感謝ですvv  ありがとうございました!!
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